臨床研究へのご協力のお願い
2020年2月3日
下顎頭病変の診断、治療のため当院に入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた臨床研究に対するご協力のお願い
研究責任者 | 歯科・口腔外科 助教 宮下 英高 |
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実務責任者 | 歯科・口腔外科 助教 宮下 英高 |
このたび当院では、上記のご病気で入院・通院された患者さんの診療情報を用いた下記の医学系 研究を、医学部倫理委員会の承認ならびに病院長の許可のもと、倫理指針および法令を遵守して実 施しますので、ご協力をお願いいたします。 この研究を実施することによる、患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプ ライバシー保護については最善を尽くします。 本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨を「8 お問い合わせ」に示しました連絡先まで お申し出下さいますようお願いいたします。
1 対象となる方
2013年4月1日より2021年2月28日までの間に慶應義塾大学病院歯科・口腔外科を受診し、 SPECT/CTを撮影した患者さん。
2 研究課題名
研究課題名:SPECT/CTを用いた下顎頭病変の活動性評価
3 研究実施機関
慶應義塾大学医学部【歯科・口腔外科学教室、放射線診断学教室】・慶應義塾大学病院【放射線診断科、歯科・口腔外科】東京歯科大学水道橋病院【口腔外科】
4 本研究の意義、目的、方法
特発性下顎頭吸収や下顎頭過形成、および変形性顎関節症等の下顎頭に生じる病気の治療では、病気の活動性を把握することが重要なポイントの一つとされています。骨シンチグラフィーは病気の活動性を知るための検査法の一つで、当院では、単一光子放射断層撮影(以下:SPECT)画像を、同時撮影したCT画像と重ね合わせて表示できるSPECT/CTを採用しています。SPECT/CTは、骨の代謝情報を解剖学的な指標と照らし合わせて診断できる点が従来の検査よりも優れています。本研究の目的は、SPECT/CTの骨代謝情報と下顎頭の形態変化を継時的に比較し、骨シンチグラフィーの集積意義をより深く検証することにあります。本研究を通じて、下顎頭病変を有する患者さんに対しより最適な治療法を提案することができると考えております。
5 協力をお願いする内容
患者さん本人の診療録と画像データの閲覧
6 本研究の実施期間
研究許可日より2022年3月31日まで
7 プライバシーの保護についてです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
1) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたのものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
2) 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、研究終了時に完全に抹消します。
8 お問い合わせ
本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。 また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など) より、診療情報の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、その場 合も下記へのご連絡をお願いいたします。
慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科学教室 宮下英高
連絡先:
慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室
〒160-8582
東京都新宿区信濃町35
Tel 03-5363-3831(医局直通)
Fax 03-3357-1593
対応する時間帯:9 時 00 分~17 時 00 分