臨床研究へのご協力のお願い

2021年7月20日

口腔がんや前がん病変(白板症、扁平苔癬、エナメル上皮腫など) の治療のため、当院に入院・通院された患者さんの 試料・診療情報を用いた医学系研究に対するご協力のお願い

研究責任者 歯科・口腔外科 専任講師
莇生田 整治
実務責任者 歯科・口腔外科 専任講師  
莇生田 整治
連絡先電話番号 03-5363-3831

このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、歯科・口腔外科 莇生田整治(電話03-5363-3831)までご連絡をお願いします。

1 対象となる方

1990年1月から現在までに慶應義塾大学病院歯科・口腔外科を受診し、口腔扁平上皮癌、前がん病変(白板症、扁平苔癬、エナメル上皮腫など)のため、入院・通院し、検査・手術を受けた方

2 研究課題名

承認番号 20080187
研究課題名 上皮間葉転換および幹細胞関連分子発現プロファイルに基づく口腔がんの新たな分類

3 研究実施機関

慶應義塾大学医学部歯科・口腔外科学教室、慶應義塾大学病院歯科・口腔外科
慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科学教室、慶應義塾大学病院耳鼻咽喉科
日本大学歯学部感染症免疫学講座
埼玉医科大学病院歯科・口腔外科
藤田医科大学がん医療研究センター

4 本研究の意義、目的、方法

従来の口腔がんの治療は、手術療法、化学療法(抗がん剤)、放射線療法の三者を単独あるいは併用 することによって行われてきました。その中でも、手術療法は物理的にがん組織を除去できること から、最も治療成績が高く、全口腔がんの 80%程度に手術が実施されています。ただ、術後機能障 害や審美障害が生じてしまうこともあります。一方で、近年、動注化学療法と放射線療法の併用に より治療成績が著しく向上し、手術を回避できる患者様も増えています。がんの種類によって、化 学療法が有効なもの、放射線療法が有効なものと治療方法によって効果が変わります。治療前にそ れぞれのがんに対しての効果が判定できれば、より効果的な治療法の選択が可能となります。 また、治療前にがんの再発・転移や前がん病変の予後予測を含めた悪性度判定が可能であれば、よ り拡大した安全域で手術を行うなど治療計画の立案に有効と考えられます。今回の研究では、予後 (治療後の経過)や悪性度を評価できる指標を見つけだし、より安全で効果の高い治療法の確立を目指します。

5 協力をお願いする内容

口腔扁平上皮がん、あるいは前がん病変(白板症、扁平苔癬、エナメル上皮腫など)の生検、ある いは治療として手術を施行する場合に切除された組織の一部(約 5 mm 片)を研究に使用させて いただきます。組織切片の一部を用いて、臨床症状(病気のなりやすさ、がんの特徴、薬に対する 反応や副作用など)との関連性を調べます。その際、診療記録(カルテ)を閲覧します。

6 本研究の実施期間

研究実施許可日〜2029年3月22日

7 プライバシーの保護についてです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。

1) 本研究で取り扱う患者さんの個人情報は、氏名および患者番号のみです。その他の個人情
報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
2) 本研究で取り扱う患者さんの試料・診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはど
なたのものか一切わからない形で使用します。
3) 患者さんの個人情報と、匿名化した試料・診療情報を結びつける情報(連結情報)は、本
研究の個人情報管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照 します。また研究計画書に記載された所定の時点で完全に抹消し、破棄します。

8 お問い合わせ

本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。
慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 莇生田整治
電話03-5363-3831