臨床研究へのご協力のお願い
2020年12月24日
インプラント周囲炎治療のため当院に入院・通院されていた患者 さんの診療情報を用いた臨床研究に対するご協力のお願い
研究責任者 | 歯科・口腔外科 講師 宮下 英高 |
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実務責任者 | 歯科・口腔外科 講師 宮下 英高 連絡先電話番号 03-5363-3831 |
このたび当院では、上記のご病気で入院・通院されていた患者さんの診療情報を用いた下記 の研究を実施いたしますので、ご協力をお願いいたします。この研究を実施することによる患 者さんへの新たな負担は一切ありません。また患者さんのプライバシー保護については最善を 尽くします。本研究への協力を望まれない患者さんは、その旨、実務責任者までご連絡をお願 いします。
1 対象となる方
研究実施許可日(通知書発行日) より西暦 2025 年 3 月 31 日までの間に慶應義塾大学病院歯 科・口腔外科を受診し、インプラント周囲炎に対する外科療法を受けた患者さん。
2 研究課題名
研究課題名: インプラント周囲炎に対する骨再生療法の長期成績調査
3 研究実施機関
慶應義塾大学医学部【歯科・口腔外科学教室、放射線診断学教室】
4 本研究の意義、目的、方法
近年、歯周炎等で歯を失った患者さんの口腔機能回復治療として、口腔インプラント治療は
欠かせないものとなってきています。一方で、天然歯に比べインプラントは炎症への抵抗力が 低く、一度細菌感染を起こすとインプラント体周囲の骨が吸収する「インプラント周囲炎」に なってしまいます。インプラント歯周炎の罹患率は 10~40%である事が知られており、放置す るとインプラントの脱落や破損の原因となります。現在までに、病状が進行したインプラント 周囲炎患者さんに対する外科治療の有用性が欧米を中心に報告されており、近年、本邦においてもインプラント周囲炎に適応可能な吸収性歯科用骨再建インプラント材が開発されました。 本研究においては、インプラント周囲炎に対する外科治療の長期経過を調査し、インプラント 周囲炎に対する最適な治療法を検証していきたいと考えております。
5 協力をお願いする内容
患者さん本人の診療録、細菌検査、歯周組織検査結果および画像データの閲覧
6 本研究の実施期間
研究許可日より 2025 年 3 月 31 日まで
7 プライバシーの保護についてです。その他の個人情報(住所、電話番号など)は一切取り扱いません。
1) 本研究で取り扱う患者さんの診療情報は、個人情報をすべて削除し、第3者にはどなたの ものかわからないデータ(匿名化データ)として使用します。
2) 患者さんの個人情報と匿名化データを結びつける情報(連結情報)は、本研究の個人情報 管理者が研究終了まで厳重に管理し、研究の実施に必要な場合のみに参照します。また、 研究終了時に完全に抹消します。
8 お問い合わせ
本研究に関する質問や確認のご依頼は、下記へご連絡下さい。 また本研究の対象となる方またはその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など) より、情報の利用の停止を求める旨のお申し出があった場合は、適切な措置を行いますので、 その場合も下記へのご連絡をお願いいたします。
慶應義塾大学病院 歯科・口腔外科学教室 宮下英高 連絡先
慶應義塾大学医学部 歯科・口腔外科学教室 〒160-8582
東京都新宿区信濃町 35 電話番号 03-5363-3831